2002.9更新

     

「私が青池氏です」


青池氏に庭に来ていただくことは、青花愛好家の究極の夢ではないでしょうか。
最近は青池氏に会うことはわりに出来るようになりましたが、
わが庭で気持ちよく過ごしてもらうには大変な苦労がいります。
関東にいたころ何度もお招きしましたが、気に入ってはもらえませんでした。
北海道へ来たのを幸い、青池氏に再度アプローチを試みてみることに。

2000年7月、
北海道幌延町トナカイ牧場で
青池氏に面会した。
(幌延まで往復650キロを
 日帰りで運転していった)

上記の幌延町(ほろのべまち)トナカイ牧場では、青池氏の栽培と苗の販売をしています。
苗を買うと詳しい栽培方法を書いた紙をくれます。もちろん苗を購入して帰り、
青池氏とあえる日を楽しみに慈しんで育てました。
しかし、2000年夏北海道は猛暑に見舞われ、今回も夢は果たせず。

でも、あきらめてはいません。実は栽培している農家から、
種をほんの少し分けていただいたのです。それを今年1月に蒔きました。
そして、下が現在の青池氏の様子です。

 

2001年6月現在、元気に育っています。
このところ低温傾向なのも幸いしてます。
でも青池氏はとても気むずかし屋。
まだ予断を許しません。
ちなみに発芽には1ヶ月以上かかります。
播種用土はタケダの培養土ココナッツピートと
バーミキュライトを半々にして使いました。

上は5月に6センチポットに植え替えした苗です。幌延の栽培方法にあったとおり、
排水に留意して火山礫・ピートモス・赤玉小粒で用土を作り、微塵は抜いています。
(かつてサットンシードで青池氏を育てたことがありますが、やっとついたつぼみは
灰色に赤い筋という似ても似つかない花が…以来、サットンシードは使っていません。
もちろん種のせいではなく栽培方が悪かったのだと思います。)

青池氏栽培のポイント(幌延ファイルより抜粋)
  1. 用土は火山礫、ピートモス、赤玉土を5:3:2の割合で。(念のため微塵はふるっておきましょう)
  2. 春先と秋口にハイポネックスを2週間に1,2回やる。
  3. 25度以上に気温が上がると株が弱る。(そら来た…)
  4. 種を蒔いた翌年の夏花をつける。花後に株は枯れるが、脇芽がついていれば翌年も期待できる。
  5. 冬は植えっぱなしか、鉢でも屋外で越冬させる。
  6. 排水を好むが、水切れに注意。乾燥しすぎは避ける。通風を好むが強風は避ける。
  7. 日差しが強いときは半日陰で過ごさせるか、日陰を作ってやる。

私は1月末に種を蒔きましたが、寒冷地以外は秋まきでしょう。
発芽には最低一ヶ月かかりますので、短気の人は要注意!
これから青池氏がもっとも嫌う夏。青池氏の運命は!?

その後の青池氏  2001.12

青池氏はその後どうなったのでしょう?
突っ込まれないのをいいことに更新をしないできましたが、
先日とうとう「あれからどうなりましたか?」とのお尋ねをいただいたので白状します。

2001年の夏のある日。青池氏の苗を軒の下の日陰に入れて出かけたところ、
留守中になんと集中豪雨があり、屋根からの水が青池氏の苗を直撃。
帰ったときにはポットはすべてなぎ倒され、土もすっかり洗い流されていました。
あわれな青池氏…。なんとか回収できたのは2株だけでした。それまで元気だっただけに大ショック!
いまその2株は雪の下で越冬中です。
予定通りなら2002年の夏には開花する予定ですが、なにぶん一度は傷ついた苗。
夏を越えさせるのが精一杯で、春まで元気でいてくれるか心もとない状態です。
5月に雪解けしてから、苗の状態をお知らせしたいと思います。

教訓 : 青池氏は繊細で気難し屋。簡単には仲良くしてくれない。油断禁物、根気あるのみ!

 

青池氏 は生きていた! 2002.4

記録的な暖冬だった2001年の冬。年があけ、早くも4月には雪が溶けました。
さて、青池氏はいかに?おお!青池氏は生きていました!
秋には葉っぱも黒くなって冬を越すのは難しいかと思われましたが、
ロゼットの中心部には元気な若芽が。さすがヒマラヤの申し子!

   
         

また、残してあった種を2月中旬に播いたところ、4月のはじめにようやく発芽しました。
冬を越した苗に新しい苗が加わりパワーアップ。(?)
2002年、青池氏ついにわが庭に降臨するか??

 

青池氏 絶好調! 2002.6.27

6月のオホーツクは低温傾向でしたが、いつまでもストーブ離れできない人間たちを尻目に
「ぼかぁ寒い方がいいのでね」とばかり青池氏は絶好調です。しかも株元には脇芽が出ている!

 
   

脇芽に注目!

しかし、そんなイケイケの青池氏にもある問題が。
それは”つぼみが出ていない”という看過できない重大問題。青池氏の庭はどうなる!?

 

青池氏  無念…。 2002.9.19

ここにお伝えするのはあまりにも辛いのですが、青池氏の現状をお知らせしなくてはなりません。
前回イケイケといっていたのに、好事魔多し。
この夏北海道は異常なまでに雨が多く、例年の倍以上の降水量でした。
雨のたびにビニールシートをかぶせたり、殺菌剤をまくなどしたのも虚しく、
少しずつ青池氏は弱っていきました。
8月も半ばになると、余命いくばくもないことは青池氏の様子から見て取れました。
上の左の写真、青池氏の後ろに写っているのは利尻ヒナゲシですが、
これも降り続ける雨にやられ、跡形もなくなってしまいました。
異常気象とはいえ、それ以上に私の腕があまりにも未熟だったのです。
用土、苗の管理など、問題点も多々あきらかになりました。
ごめんなさい、青池氏。。。
いつかきっとまた会えるよね。今度こそきっと…。

青い花へ

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